2014年 同性婚・LGBT関連ニュース振り返り
今年の同性婚・LGBTに関するニュースを振り返りたいと思います。
(出典:Tokyo Super Star Award ニュースより)
世界各国で同性婚法案が施行され、続々と同性婚カップルが誕生した年でした
ジョディ・フォスターが女性写真家と結婚
デザイナー:トム・フォードも27年越しの恋人と結婚
テニス選手マルチナ・ナブラチロワが全米オープンの会場で公開プロポーズ。
歌手のエルトン・ジョン氏も長年のパートナーと結婚
日本でも、タレントの一之瀬文香さんと杉森茜さんが同性婚を発表しました
アメリカで行われたグラミー賞授賞式では、世界各国の同性婚の合法化を祝って同性カップル
を含む34組が結婚式を挙げました
カトリックのローマ法王も「同性愛者を排除しない」という文書を公表。
国連も、職員の同性婚カップルと同じ待遇を保障すると発表しました。
世界中で同性婚の制度も大きく進みました。
アメリカ最高裁で、同性婚を巡る上告を棄却。実質的に同性婚を拒絶することができなくなりました。
また、今年新たに16州で同性婚が解禁されました。
クロアチア・エストニア・フィンランドで同性パートナーシップ法が成立
アジアでも台湾で同性婚法案が立法機関に上程されています。
しかし、LGBTへの差別・偏見のニュースも目立ちました。
2月に開かれたソチオリンピックでは、ソチ市長が「ソチにゲイは居ない」と発言
反同性愛法など人権問題を理由に、各国首脳が開会式をボイコットしました。
さらに、アフリカのウガンダでは、同性愛行為に対して
最高で終身刑を適用できるとする法案に大統領が署名。
これには日本でも大使館前で抗議活動が行われるなど、国際的な批判が広く高まり、
法案は最終的に差し戻されました。
一方で。LGBTカルチャーが様々なメディアに取り上げられた一年でした。
6月に青山で行われたゲイカップルの結婚式の模様が
結婚情報誌「ゼクシイプレミア」で特集され、話題に。
NHK「ニュース深読み」では、当事者も多く出演し、LGBTの抱える生きづらさについて特集が放送。
TBS「世界の日本人妻は見た」という番組では、レズビアンの牧村朝子が出演し
フランスでのパートナーとの同居生活が特集されました。
また、ゲイカップルとダウン症の子どもを描いた「チョコレートドーナツ」が異例のロングヒットを記録。
さらに、ディズニーアニメ「アナと雪の女王」が大ヒット。
「ありのままの自分を受け入れる」という曲のメッセージが、LGBTの間で大きな共感を呼びました。
また、様々な有名人が今年新たにカミングアウト。
2月には女優のエレン・ペイジが、
7月にはオーストラリアの水泳選手イアンソープが、同性愛者と告白。
さらにNFLドラフト選手のマイケル・サム、
10月にはアップルCEO、ティム・クックが同性愛者と告白し、大きな話題を呼びました。
イアン・ソープ氏のカミングアウトのインタビュー【Ian Thorpe: I’m not straight】
今年は、今までにもましてより多くの企業がLGBTムーブメントに参加した年でした。
5月、東京レインボープライドが行われ、約2300人が渋谷・原宿を行進。
安倍昭恵首相夫人も車に乗って参加し、大きく報道されました。
期間中、GAPがロゴをレインボーに変えるなど様々な企業が参加。
またMISIAが歌う公式テーマソングのプロモーションビデオには、多くのLGBTやアライが参加しました。