北アイルランド控訴審（最高裁）「同性婚を認めないことは差別」

英国・北アイルランドでは、今年（2020年）1月から同性婚が法制化されて可能になりました。しかし、それ以前に同性婚が認められないことが不当だとして同性パートナーシップ登録していたカップルが訴えていた裁判で、北アイルランドの控訴審（最高裁に相当）は、同性婚を認めていなかったかつての法制度は同性カップルに対する差別であり、正当化しえないと判断しました。

2014年に英国の他の地域、2015年にアイルランドが同性婚を認め、これらの地域と北アイルランドが密接な関係にあることも踏まえて北アイルランドが取り残されていたとも指摘しています。

既に同性婚が可能になっていた北アイルランドですが、司法が改めて同性婚を認めないことは差別であり人権の侵害だと判断したことは、依然として同性婚を認めていない国々にとっても大きな意味があると考えられます。

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